こういうこともあるだろうね

都会では道路で子供を遊ばせて、うるさいと騒動になり、裁判にまでなっている事例が多いそうな。

あとから入って来た人は、前々からの規範を習ってまぜていただくという気持ないと大変になるよ、と田舎暮らしのことを知っている私達はそれを子供達にしっかり伝えました。

娘は非常に古くからある、もとは村だったその中に無謀にも一軒家を建てたのでした。新しく造成された土地は、住みやすくできてはいますが、同じ年頃同じような収入をもった同じ価値観を持った人の集まりになりやすい、よって最初は住みやすくても、年とれば一斉に年をとって土地の価値観は下がっていく、人間の世界は色々な年代、色々な価値観の人が集まって暮らしているもの、そんな所で土地のあるいは年代の違うひとの生き方を學んで成長すべきと常づね話していましたので、古い村、村中同じ姓が並んでいるところに思い切って自宅を建てたのでした。

娘はじいさん、ばあさんと一緒に住んでいましたですし、商売柄田舎の人との付き合い方を身につけていると思っていましたので、婿さんは全然サラリーマン家庭の人で馴染みにくいかもしれないけど、大丈夫だろうということで。

村にとけ込むためにと、引っ越しの挨拶も蕎麦の箱をみんな配り歩き、工事の挨拶も全部丁寧に我家主導でしました。もちろん町内会長への挨拶なども。

おかげさまでそこにとけ込み、ご近所の人から可愛がられています。若い家族がきて楽しいとか、孫にいつも声かけてもらって嬉しいとか。私たちが行ったおりには近所の人がでてきて、挨拶をするのは勿論ですが、お世話になっておりましてと年の終わりには私手作りのカブラスシをお持ちしたりとか、ご近所の人作られた野菜が玄関前におかれていたりとか、まるで笠地蔵みたいな生活しています。共同体にはいるためにとスコップだの鎌だのというようなものまで持たせましたよ。お陰さまで楽しくくらしています。うるさいなどということにはなりません。

弟の方も昔からの所にはいるのですが、主人引っ越しも決まっていないのにもう蕎麦の箱いっぱい買ってきました。ご近所挨拶のためにです。そんなこと少しも知ってはいない夫婦に今から指南です。なにせ嫁さんは都会のマンション住まいで、大学病院という特殊な環境にいた人ですので、田舎暮らしの仁義は教えてあげないとね。始め受け入れてもらえばあとは楽になりますから。

ちょっとした気配り、後からはいって混ぜてもらいますねの気持持ってれば騒動にはならないと思います。あわせるところはあわせて、あとは好きにしたらいいのですから。

騒動になる裁判にまでなるなんて大変です。これって勝ち負けの問題ではありませんから。いつ引っ越すか分からないのに、慌て者の主人はやることちゃんとやらなきゃってほかにやることないのかい。